許可取得までの期間とそれに付随する手続きをまとめました。知事許可の審査期間が30~60日、大臣許可の審査期間が120日程度です。2分程度で読めますので、許可の概要を知るに適した記事となっています。
あなたは建設業の許可を取得することを考えていて、だいたいどれくらいで許可を取得出来るかを知りたくてこのページを見ていませんか。
それはあなたが知事許可を取得するのか、大臣許可を取得するのかで決まります。
取得すべき許可がどちらに該当するか分からない方は『建設業許可の「知事許可」と「大臣許可」の違いは何?』でご確認下さい。
この記事を読むことにより、許可取得までのおおよその期間と一連の流れが分かります。
Contents
許可取得までの流れ
許可を受けるためには申請書を作成する時間が必要です。
申請書を作成する期間と審査期間を合計した期間が許可までに必要な期間と言えます。
申請書作成期間と審査期間を分けて説明します。
申請書作成期間にすること
大きく分けると次の3つになります。
準備期間にすることは以上です。
自社の申請業種がどれか分からない方は『建設業の許可|自社が取得すべき業種を選ぶ3つのポイント』を、申請に必要な書類が何かを知りたい方は『建設業許可の新規申請に添付する書類一覧と集め方』をご覧ください。
申請する内容が既に決まっていて、添付書類もすぐに集められる場合は1週間ほどで準備を終えることができます。しかし実務経験証明や手引きに書いていない書類で証明する場合、一ヶ月ほどかかることも十分にあり得ます。
証明書類が手元にあるのかないのかで作成期間の長短は決まります。
申請書作成後の手続きの流れ
申請書作成後の流れは知事許可と大臣許可で異なります。
それぞれ確認しましょう。
知事許可の場合
申請書作成後、主たる営業所の所在地の各都道府県を管轄する役所に提出します。申請時に現金で手数料を納入します。新規許可であれば9万円がかかります。提出部数は正本1部、副本2部です。
提出後、審査期間になります。自治体によりますが、だいたい30~50日ほどです。
無事許可が下りれば許可通知書が交付されます。
大臣許可の場合
申請書を主たる営業所の所在地の地方一帯を管轄する役所に提出します。提出部数が正本1部、副本が営業所のある都道府県の数分。手数料が新規許可の場合15万円です。
審査期間は約120日間です。無事許可が下りれば許可通知書が交付されます。
・スムーズにいけば約7日間で申請書類が作成できる
・知事許可の審査期間は30~50日間
・大臣許可の審査期間は約120日間
まとめ
以上が申請手続きから許可までの簡単な流れになります。
審査期間は知事許可で30日~60日、大臣許可は書類が到着後120日です。
また更新申請を受ける人は注意して欲しいことがあります。書類が受け付けられる期間は指定されています。その期間内に申請しないと最悪の場合、再度新規申請です。
新規申請になった場合、審査期間は無許可状態になります。受注している工事を施工出来ません。更新申請については『建設業許可の更新!絶対に気を付けるポイントとは』をご覧ください。