建設業許可制度をこれから調べる人向けの記事はこちら!
建設業の許可の概要を超初心者向けにまとめています。 初めて許可を取得する方はぜひ一度ご覧ください。

一式工事で専門工事あなたは元請業者として一式工事の許可を取得したいとお考えでしょうか?

もし下請けとして工事のみを受注していくお考えであればこの記事はあまり関係がありません。というのも元請として一式工事の許可を取る人は知っておいた方がいいことをこれから書くからです。

建設業の許可業種は全部で28種類あります。その中の2つが一式工事と言われるもので土木一式工事と建築一式工事になります。

一式工事とは複数の専門工事業者を統括して総合的な企画、指導、調整を行う工事が受注可能となる許可です。。言い換えれば一式工事の許可を取っても専門工事の許可が出来るわけではありません。あくまでも複数の専門工事業者を統括して総合的な企画、指導、調整をする許可であり、全ての工事が出来るようになる万能の許可ではありません

しかし一定の条件が整えば元請業者として一式工事の許可のみでも専門工事が施工できます

もしあなたが一式工事の許可を取得する予定であるなら、専門工事の許可がなくても施工出来る条件を知っておくべきでしょう。

許可を受けていない専門工事が含まれている一式工事

通常、一式工事には専門工事が含まれています。

本来ならその専門工事の許可がなくては施工できない工事であっても以下の場合なら工事することが出来ます。

該当する専門工事の主任技術者の資格を持っている者を専門技術者として配置する

元請、下請けに関係なく許可を受けた業種の工事現場には主任技術者を配置しなくていけません。500万円未満の工事であっても許可を受けた業種の専門工事であれば主任技術者が必要です。

つまり建設業の許可を受けた業者が専門工事を請け負う場合は、その現場に資格や一定以上の実務経験を有する主任技術者を配置しなくてはいけません。

専門技術者とは

元請業者として一式工事を施工する場合、その一式工事に専門工事があるのであればその専門工事の主任技術者を配置しなくてはいけません。その一式工事に含まれる専門工事の現場に元請業者の従業員を配置したその技術者を専門技術者と言います

元請業者が一式工事の許可のみ取得していて専門工事の許可がない場合、一般的に専門工事業者と下請契約を結びます。そして下請業者に雇用される主任技術者をその現場に配置して現場の安全性を担保します。そうではなく元請である自社の社員を配置した場合の技術者を専門技術者と呼びます。

以下で詳しく説明します。

元請業者から専門技術者を配置する

多くの場合は専門工事業者と下請契約をして専門技術者を配置します。

それ以外の方法として元請業者から専門技術者を配置する方法があります。

元請業者に属する主任技術者が該当する専門工事の資格を有していれば、その主任技術者は専門技術者を兼務することが出来ます。

例えを言うと、一式工事の許可業者が専門工事である電気工事の許可業種を取得していなくても主任技術者が一種電気工事士の資格を持っていれば電気工事が施工出来るといいうことです。

もちろん主任技術者ではない他の職員が該当する専門工事の資格を所有しており、その人を現場に配置する場合でも大丈夫です。専門技術者になれるのは主任技術者に限りません。

自社に専門工事の資格を持っている人材がいれば一式工事の許可のみで専門工事が施工出来るということです

まとめ

専門技術者いかがでしたでしょうか。

少し難しいのでもう一回まとめます。

建設業許可を受けた事業所が施工する工事現場には主任技術者という現場の責任者を配置しなくてはいけません。

下請契約をした場合でも、現場ごとに主任技術者の配置義務があります。詳しくは『建設業の許可の専任技術者になるための要件は?』をご覧ください。

下請契約をする相手は専門工事業者です。下請業者の雇用されている専門工事の資格を有している人が主任技術者になります。

しかし一式工事の許可のみで下請業者と契約しなくても専門工事が施工できるケースが2つあります

そのケースが

①元請業者に属する主任技術者がその該当する専門工事の資格を有している

②主任技術者とは別の人材が該当する専門工事の資格を有しており、その人を現場に配置する

この2つになります。この元請業者に属する技術者を専門技術者といいます。属するとは会社と恒常的な雇用関係があるということです。つまり出向社員や短期雇用は認められません。公共工事の場合ですと、入札以前より3ヶ月以上前に雇用されていないと恒常的な雇用関係がないと判断されます。お気を付けください。

この制度のメリットは、専門技術者を配置出来れば下請契約を結ぶ必要がなくなることです。

主任技術者の要件は一般許可の専任技術者と同じです。

元請業者としての許可を取得をお考えの場合は、専門工事に該当する資格を所有している人を恒常的に雇用する組織作りをご検討下さい。

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当サイト監修

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